亜鉛
更新日:2011年7月26日
亜鉛とは
Znで表される金属元素で、人間の体内にあるさまざまな酵素を正常に機能させるために必須のミネラルの一種です。
亜鉛は成人の体の中に2g程度が含まれているといわれており、鉄分の次に多いミネラルといえます。
人体においては、亜鉛はタンパク質を合成するためには必要な栄養素であるため、髪を作る上でも欠くことのできない大切な栄養素です。
亜鉛とAGAの関係
人の髪の毛の9割はケラチンと呼ばれるタンパク質で構成されており、亜鉛にはそのケラチンを合成することができるため、亜鉛は抜け毛対策には必要な栄養素といえます。
体内の亜鉛が不足すると、ケラチンの合成が上手くできず、新しい髪を作り出すことができないため、結果として抜けがが増えてしまいます。
また、亜鉛にはAGA発症の要因の一つである5αリダクターゼの働きを抑える効果もあるため、必然的に抜け毛対策にも重要な栄養素ということになります。
亜鉛の効果
亜鉛には数百種類以上の酵素に効果を与えるといわれています。
下記は亜鉛による効果の一例です。
- アレルギーを抑える
- ケガや火傷の回復促進
- 骨を丈夫にする
- 味覚や嗅覚を正常にする
- 抜け毛対策
- 精力の増強
- 糖尿病予防
上記はあくまで一例で、亜鉛を摂取すれば必ずこれらの効果を得られるわけではありません。
予防効果の一環であるため、実際に病気の症状が出ている場合は医療機関を受診してください。
亜鉛を含む食品
亜鉛を含む食品として比較的有名なのが、カキや豚肉や煮干しなどでしょう。
他にもタラバガニやウナギにも亜鉛が含まれています。
最近では亜鉛のサプリメントも市販されていますので、意図的に摂取することも可能です。
亜鉛とAGAの関係
日本人の食事摂取基準(2015年版)では、1日の亜鉛の摂取量の目安は18~69歳の男性で10㎎、70歳以上の男性で9㎎、18~69歳の女性で8㎎、70歳以上女性で7㎎といわれています。
一般的な食事で亜鉛を過剰に摂取することは物理的に難しいですが、18~29歳の男性で40㎎、30~69歳の男性で45㎎、70歳以上の男性で40㎎、18歳以上の女性で35㎎以上の亜鉛を摂取すると過剰摂取となり、吐き気や脱水症状などの副作用が生じる可能性があります。
また、逆に亜鉛不足となった場合は、食欲不振や味覚障害、貧血などの健康被害が出る可能性もあるのでご注意ください。
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