AGAとは?
AGAという呼び方の由来は「AndroGenetic(男性ホルモンによる) Alopecia(脱毛症)」の頭文字を取った略字からきています。
「AndroGenetic Alopecia」の読み方は「アンドロジェネティック・アロペシア」で、男性に見られるもっとも多い薄毛症状です。
AGAの症状
症状として、つむじ周辺の頭頂部が広がっていくタイプ、左右の生え際が後退していくタイプ、前頭部が後退していくタイプがあります。AGAは男性ホルモンが増加する思春期以降、男性であれば誰にでも発症する可能性があります。
発症する平均年齢は20~35歳ですが、10代から発症する方もいます。AGAは進行性のため、放置しておくと薄毛の範囲が広がり、上の図のように進行します。
AGAのメカニズム
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血液中にいる男性ホルモンが、頭皮の毛細血管を通り、毛乳頭細胞の中にたどり着きます。
たどり着いた男性ホルモンは、毛乳頭細胞の中で酵素によって悪玉男性ホルモンに変えられます。
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男性ホルモンは悪玉男性ホルモンになり毛乳頭細胞の核の中に入ってしまい、髪を作り出す毛母細胞へ脱毛の指令を出してしまいます。
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悪玉ホルモンによる脱毛の指令を受けた髪の毛は、成長を止められ、細くて弱い毛のまま脱毛してしまいます。
成長を止められ、細く弱い毛になることを軟毛化と呼びます。この軟毛化が、AGAの薄毛症状の正体です。
ヘアサイクル(毛周期)
AGAになることにより、太く長い髪の毛に成長せずに、細くて短い髪の毛のまま抜けてしまいます。このAGAのメカニズムを、正常のヘアサイクルに戻すのがAGA治療薬の役目になります。