5月から危険!男の頭皮と髪の紫外線対策
更新日:2012年5月8日
意外と知られていないようなのですが、紫外線は7月や8月の真夏だけでなく、5月頃から強烈に降り注ぎ始めます。世の中の女性は春から日焼け対策をするのが常識のようです。紫外線はシミ・ソバカス、皮膚がんのリスクを高めるなど、皮膚にとって悪影響を及ぼすというのはよく知られています。もちろん、頭皮も皮膚の一部なので例外ではありません。今回は”男の頭皮と髪の紫外線対策”について考えていきましょう。
紫外線の頭皮と髪への影響
前述の通り、頭皮も紫外線の悪影響を受けます。紫外線は頭皮にたまっている皮脂に当たり、この皮脂を酸化させてしまいます。この酸化した脂は毛根にダメージを与え、髪の毛のヘアサイクルを乱す原因となり、強いては抜け毛へと発展していきます。そして他の部分の肌と同じように、頭皮も日焼けをすることにより、頭皮の表面は乾燥してしまい、炎症や湿疹など頭皮環境はどんどん悪化していきます。
そして、紫外線は髪にも悪影響を及ぼします。紫外線は髪の水分や脂分を奪うだけでなく、髪を保護しているキューティクルまで攻撃します。この結果、水分不足で髪はパサパサになり、キューティクルを失った髪はなめらかさを失い、触り心地も悪くなります。
頭皮の紫外線対策
ここまでを見ると、「紫外線を一切浴びなければ良い」という結論に達してしまいますが、これだけ皮膚にとって有害な紫外線も、人体に必要なビタミンDを作るという大事な役目もあります。そして、一般的な生活を送る以上、紫外線を一切浴びないというのは現実的な対策ではありません。
ここで登場するのが「帽子」です。子供の頃は”熱中症にならないように”と被らされていたと思いますが、大人の男は”頭皮の健康を保つ為に”被るのです。ただし頭が蒸れてしまうような帽子はかえって逆効果となりますので、必ず通気性の良いものを選んで下さい。
そして、もう一つはいわゆる「日焼け止め」を紫外線が一番当たりやすい頭皮(分け目など)に軽く塗るのも良いでしょう。ただし、ウォータープルーフタイプの日焼け止めは落ちにくいので、シャンプーをする際は優しく、そして念入りに洗い流すようにして下さい。
髪の紫外線対策
最近では、「髪の日焼け止め」というものがあります。手軽なスプレータイプのものもあり、髪にシュッとしてから出かけると良いでしょう。また、マリンスポーツなどで、長時間屋外にいた場合などは、帰宅後の更なる髪のケアもお忘れなく!正しいシャンプーをした後にタオルドライをして、スペシャルケアとしてトリートメントをすると、トリートメント成分が浸透し、髪の内部から潤います。最近では紫外線吸収成分配合のトリートメントも販売されているので、そちらの方が効果的かもしれません。
”紫外線は頭皮と髪に良くない”と言って、ずっと屋内に閉じこもるのではなく、上手に紫外線対策をして楽しい夏を迎えましょう!