頭皮をゴシゴシ強くこするのは危険!
更新日:2012年7月13日
頭皮を意識して、シャンプーをしたり頭皮マッサージをすることは良いことですが、近頃ではこの「頭皮への刺激」を意識しすぎて、強くゴシゴシと頭皮をこすってしまい、頭皮が荒れてしまったり、皮膚が炎症を起こして赤くなってしまったりするというトラブルがあるようです。
こすりすぎによる頭皮トラブル
確かに頭皮の皮脂や汚れなどを放置してしまうと、頭皮の衛生状態が悪化し、人によっては脂漏性皮膚炎や粃糠性皮膚炎という皮膚トラブルを起こしてしまうこともあります。その結果として脱毛を招いてしまう可能性も出てきます。
しかし、フケや皮脂、毛穴の汚れを徹底的に取り除こうとあまりにも強くゴシゴシこすり過ぎてしまうと、これはこれで頭皮を荒らしてしまい、乾燥や炎症などの頭皮のトラブルを招き、頭皮にとってかえって良くない結果を引き起こしてしまいます。皮脂が汚れ、フケなどが少々あるからと言って、すぐに薄毛や脱毛が急激に進むというわけではありませんので、過剰に刺激を与えるのは禁物です。
頭皮に優しく接する
大切なのは、頭皮を無菌状態にするのではなく、適度に清潔で健康な状態を保つことです。シャンプーは、爪を立てずに指の腹で洗う。タオルドライをする際は、ゴシゴシ頭全体をこするのではなく、髪を挟んでポンポンと水分を吸い取るようにする。マッサージをする時も強くこすらないようにする。このような心掛けで頭皮トラブルは回避できると思います。
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何事もやりすぎは良くありません。頭皮を意識しながらも、頭皮に優しく接することで、頭皮を「適度に清潔で健康な状態」に保つように心がけましょう。