静電気は髪の敵
更新日:2012年1月18日
ドアノブに手を伸ばしたら「パチン!」乾燥しやすい冬ではよくあることですが、静電気は髪にダメージを与えることがあります。今回は静電気から髪を守る対策をご紹介します。
こんなに強い!静電気
暗い部屋で静電気が起こると青白い火花が飛ぶのが見えたりしますが、この静電気はどれほどの威力を持っているのでしょうか?
最も強い静電気は「カミナリ」です。カミナリは雲の中の氷の粒子がぶつかり合って静電気を蓄積していき、空気の絶縁の限界を超えると落雷がおきます。この時の電圧は1~10億ボルトになります。
では日常生活で発生する静電気はどれくらいのものなのかと言うと、まず人間が感じることのできる静電気は1000ボルト以上なのでドアノブなどで「パチン!」と感じた時は1000ボルト以上の電圧がかかっていたことになります。帯電体質の方は1万ボルト近くにもなるそうです。
静電気の髪への影響
1000ボルト~1万ボルトにもなる静電気ですが、髪の毛にはどういった影響があるのでしょうか?
小型のスタンガンの電圧が5万ボルトと言われていますので、帯電体質の方の静電気はスタンガンの1/5ほどの威力があるということになります。もしそんな電圧が髪の毛にかかったら無事では済みません。
静電気によってダメージを受けた髪は切れ毛になりやすくなってしまいます。また、髪の毛に静電気が蓄積されているとホコリも吸い寄せられてしまいますので、衛生面や美観的にも静電気は髪の敵なのです。
髪を守る静電気対策
百害あって一利もない静電気ですが、どうすれば髪を静電気から防ぐことができるのでしょうか?
髪の毛に静電気を発生させないためには、まず髪の毛を乾燥から守ってあげる必要があります。シャンプーの時にリンスやコンディショナーまたはトリートメントを活用し髪の毛を保湿してあげます。
ブラッシングの時にも注意が必要です。クシでとかすときの摩擦でも静電気は発生しますので、ブラッシングの前に蒸しタオルで髪を蒸らすか、霧吹きで水を髪に吹きつけておくことで静電気を抑えることができます。
冬場はとくに乾燥して静電気が発生しやすくなります。髪だけでなく「パチン!」という衝撃を受けたくない方は加湿器で部屋の湿度を40%以上にしておくと軽減できますのでお試しください。
※画像はイメージです。