薄毛の原因にもなる「新5月病」対策
更新日:2012年6月12日
ゴールデンウィーク明けにボーッとしてしまったり無気力になってしまう状態を「5月病」と呼びますが、近年ではそれが長引いてなかなか元の生活にリズムに戻れないため「新5月病」「6月病」と呼ばれるケースも増えています。この新5月病は、新しい環境や人間関係が原因となるストレスが大きく影響しています。深刻化すると自律神経のバランスが崩れて血管が収縮し、血行や栄養の供給が悪くなり、抜け毛や薄毛の原因になるなど、頭皮にも影響してしまうというので侮れない症状です。
会社を出たらオフタイムの充実を図る
大抵の新5月病の方の原因となっているのが職場や仕事絡みのストレスです。新しい環境で仕事がうまくいかないこともあるかもしれません。しかしそこは引きずらずに「オン」「オフ」をスパッと切り替えましょう。会社帰りはプライベートの友人や家族と過ごし、仕事とは全く関係のない話題に高じるなどオフタイムの充実を図ることが大切です。
リラックス効果もある頭皮マッサージ
美容室のヘッドスパやマッサージ店での頭皮マッサージを体験したことがある方ならわかるかもしれませんが、頭皮マッサージは頭皮の血行促進という目的を抜きにしても、非常に気持ちの良いものです。副交感神経が優位になり、リラックス効果を得ることができ、疲れた心を癒すことができるでしょう。
ゴールデンタイムを利用して質の良い睡眠
ストレスが原因で睡眠不足に陥ってしまうことがあると思います。しかしこの睡眠不足がなかなかのクセ者です。睡眠と薄毛に関する詳細なデータはないようですが、髪の悩みの抱えている人の多くは、毎日の睡眠時間が5時間を切っているケースが多いそうです。睡眠不足が長く続いてしまうと、髪に何らかの悪影響が出やすくなると考えられます。
睡眠不足改善のポイントは、「どれだけ長く寝たか」ではなく「どれだけ質の良い睡眠を摂れたか」ということです。可能な限り、毎日の就寝時間と起床時間を定めることで、睡眠のリズムが整ってきます。また、夜の22時~深夜2時の4時間は「睡眠のゴールデンタイム」と呼ばれ、睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されやすく、深い眠りを得やすいと言えます。そして副交感神経が最も活発になり、髪の毛の成長ホルモンが大量に分泌される時間帯でもあります。さすがに毎日22時就寝というのは難しいかもしれませんが、23時に寝るなど、できるだけこのゴールデンタイムに睡眠を摂りたいものです。