帽子を被ると毛が抜けやすい？

「帽子を被ると毛が抜けやすい」とよく言われますが、実は帽子が悪いのではなく、帽子を被ることで出やすくなる汗こそが、髪の毛の大敵なのです。

帽子を長時間かぶり続けると、どうしても汗をかきます。そのままの状態で長時間放っておくと頭皮や髪の毛の中が蒸れてしまい、雑菌が繁殖しやすくなります。そんな不衛生な頭皮環境が毛根に悪い影響を与え、薄毛や抜け毛を進行させることがあるそうです。

帽子を被らなければならない人は？

帽子を被らないとできない仕事や生活も多いですよね。また、直射日光による頭皮の日焼けや紫外線による毛髪の色素破壊から守るためには、帽子を手放すことはできません。どうしても長時間帽子やヘルメットを被らなければならない時は、タオルなどで頭部の汗を拭いたり、風を通して湿気がこもらないようにして頭皮環境を清潔にするよう心がけましょう。

そしてシャンプーで頭皮と髪を綺麗に洗ったら必ずドライヤーで乾かすことも大切です。濡れたままにしておくと頭皮が冷え、髪の毛に栄養を運ぶ血行が悪くなることも忘れないでください。

髪を伸ばすには皮脂分泌が正常であること

皮脂も汗と同時に頭皮の表面で髪の毛の成長に影響を及ぼします。人の皮膚の滑らかさやツヤツヤとして見えるのは実はこの皮脂のおかげなのですが、これが頭皮で余分に出過ぎてしまうと髪の毛をベタつかせ、髪の毛の成長を妨げる恐れがあるそうです。

もしあなたが朝起きてきれいに洗顔しても昼には鼻のあたりがテカってしまうようなら、皮脂分泌が過剰なタイプかもしれません。そんな皮脂の量を正常に戻すには、バランスのいい食事と毎日の手入れが必要不可欠。脂肪分の摂り過ぎは言うまでもなく、体内で脂肪として蓄えられる甘い物の食べ過ぎにも注意しましょう。皮脂は多すぎても少なすぎても良くありません。髪の毛を伸ばすには皮脂の分泌量を常に正しくコントロールし、頭皮の適度な潤いを保つことが肝心のようです。