夏本番！頭皮の臭いの原因と対策

夏本番を迎えて気になるのが臭い。体の汗の臭いはデオドラントシートなどで拭き取ればかなり軽減されますが、臭いに気づいてもどうにもできないのが頭皮の臭い。今回はそんな頭皮の臭いの原因と対策についてご紹介します。

頭皮の臭いの原因

この時期は「頭皮が臭う」というと、まず最初に思いつくのが「汗」ではないかと思います。この「汗」自体が臭いと思っている方も多いようですが、実は汗は無臭です。では頭皮の臭いの原因は何なのか…？それは皮脂が酸化したものが原因となっているのです。

もともと頭皮は皮脂腺が多く、他の部位と比べても皮脂の分泌量が多い場所です。AGAを発症しているようでしたら、更に皮脂の分泌量が多く、それに加えて汗を大量にかいて放置していると、皮脂や汗を栄養としている雑菌の繁殖、皮脂の酸化が進み、いやな臭いを発するのです。

頭皮の臭いの対策

頭皮の臭いを抑える基本は、やはりシャンプーです。シャンプーの際にしっかりと皮脂や汗、汚れを落としていないと、酸化した皮脂や汚れがどんどんこびりつき、毛穴が詰まってしまったり、雑菌の繁殖を抑えることができずに、「シャンプーをしてもすぐに臭う」ということが起きやすくなります。また、蓄積されてこびりついてしまった皮脂や汚れは普通のシャンプーだけでは落としにくくなります。スペシャルケアとして、市販のクレンジング用オイルやジェルなどで頭皮ケアを徹底的に行うことで、頭皮を清潔に保つことができ、頭皮環境を整えるのに効果的だと思います。

また、濡れた雑巾を放置してしまうと生乾きのイヤな臭いが発生するのと同じで、髪も洗ってから長時間濡れた状態でいると、雑菌が繁殖し、これが臭いの原因となってしまいます。暑いからといって夏はドライヤーを嫌う方もいるかと思いますが、冷風機能を上手に使ってしっかり乾かすよう心がけてください。そしてドライヤーで乾かす際には、髪の表面ではなく、内側から乾かすようにしましょう。

フケや痒みがあるようなら受診を

頭皮の臭いに加えてフケや痒みがある場合は、脂漏性皮膚炎の疑いもあります。フケそのものはあまり臭わないのですが、フケをエサにする細菌が増殖して皮膚が炎症を起こすと、臭いの原因になることもあります。フケや痒みなど、普段と違う症状があるようでしたら、早めに皮膚科を受診して治療することをおすすめします。