ウォーキングで抜け毛もメタボも対策
更新日:2011年12月1日
メタボリック症候群は生活習慣病のリスクを高めるだけでなく、抜け毛のリスクも高めてしまいます。
その理由はメタボリック症候群が血管を詰まりやすくする疾患を引き起こし、頭皮の毛細血管から髪の毛へ栄養を送りづらくしてしまうほか、肥満になると皮脂腺から皮脂の出る量が増え、脂漏性湿疹のリスクも高まります。脂漏性湿疹は悪化すると抜け毛の原因になります。
抜け毛・メタボ対策にウォーキング
抜け毛だけでなく生活習慣病の元にもなるメタボリック症候群を解消するには運動が一番です。そこで、今回は非常に手軽にできる運動としてウォーキングを紹介します。特別な用具を購入せずとも手軽にはじめられ、全身の約7割の筋肉を使うと言われている有酸素運動です。
ウォーキングの時間
ウォーキングは距離ではなく時間を目標にしてください、有酸素運動は30分以上続けることが大切です。有酸素運動は、はじめに糖質をエネルギーとして利用しますが糖質は20分くらいで尽きてしまいます。糖質が尽きると脂肪をエネルギーに利用しますので、脂肪を減らすためには20分以上の有酸素運動が必要になります。目安として30分を目標にウォーキングしてみましょう。
善玉コレステロール
運動を適度に行なっている人の血液には善玉コレステロールが多いと言われています。善玉コレステロールが血液1dl中に40mg未満しかないと「脂質異常症」と診断されますので、善玉コレステロールを増やしてメタボの危険因子を取り除く効果を期待できます。
肥満解消効果
肥満の原因の1つに運動不足があります。運動で消費したエネルギーよりも食事で摂取したエネルギーの方が多くなると余剰エネルギーが体内にたまり肥満の原因となります。運動量を上げることで消費エネルギーを増加させ余剰エネルギーを減らす効果を期待できます。
育毛のためのウォーキングのフォーム
ウォーキングはただ歩けばよいというものではなく正しいフォームがあり、正しいフォームでウォーキングすることで疲れやすくなることを防げますが、あまり細かいことは気にせず気楽にはじめることのほうが重要です。
1,背筋を伸ばす
姿勢を正すと肩に力が入ってしまいがちですが、肩の力を抜き上半身をリラックスさせながら、軽く胸を張って背筋を伸ばしてください。
2,腕の振り方
ヒジは軽く曲げて、なるべく大きめに前後に振ります。
3,ウォーキングの速度
あまり早さは意識せずに、会話しながらでもウォーキングできる余裕があるくらいの速度で、無理をしないことが大切です。
注意点として、脱水症にならないよう水分補給はこまめにとってください。またウォーキング前の準備運動で筋肉をほぐしてください。
髪のためにも体のためにもなるウォーキングで、肥満とは無縁の体を手にいれてみませんか。