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毛髪再生の可能性~ビタミンD3が幹細胞を活性化

更新日:2012年8月17日

毛髪再生の可能性~ビタミンD3が幹細胞を活性化日本の研究者グループが、ビタミンD3が幹細胞を活性化し、毛髪の成長を誘導する能力を維持させる働きを持っていることを発見しました。

毛乳頭細胞とビタミンD3

今回の研究は、東京大学医学部の吉村氏と蒼井医学博士の両氏および、阪大と科学技術振興機構の研究者の共同グループで行われました。

ビタミンD3が毛髪の成長に欠かせない要素である遺伝子の発現にどのように影響するかについての試験を行った後、フェイスリフトを行った患者のボランティアから毛乳頭細胞を集めビタミンD3とともに培養を行い、マウスの毛髪の無い皮膚サンプル上へ移植を行いました。

この結果を受けてグループの蒼井氏は「毛乳頭細胞とビタミンD3による治療が、比較対照群と比較しても有意に新しい毛髪の成長を高めることを見つけた。」「毛包がより高い割合で成長することを確認した。つまりこれは毛髪がより太く長く維持されるということである。」と述べました。

毛髪再生医療の開発に寄与

そして、「STEM CELLS Translational Medicine」誌の編集と「Wake Forest Institute for Regenerative Medicine」の代表を務めるAnthony Atala氏は、「今回の研究は、細胞ベースの毛髪再生医療の開発に寄与する可能性がある。」とし、「研究チームは、ビタミンD3が皮膚に存在するある種の細胞が毛髪へと変わる能力を高めることを示した」と述べたと言います。

「今回の結果は、質の良いヒト毛乳頭細胞を増加させる上で有用であり、毛髪成長のために毛乳頭細胞の移植を確立する上でも有用である。」と吉村氏は語っています。今後の研究によっては、毛髪再生医療が進化、実用化され、自分の髪を好きなだけ増やせる時代が来るかもしれません。

参照元(PCサイト)

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