前立腺がんとAGAに関連性?フランスの研究チーム
更新日:2011年12月22日
前立腺がんとAGAによる薄毛症状に関連性があると、フランスの研究チームが欧州臨床腫瘍学会誌に発表しました。発表によると前立腺がんを発症した男性が「20歳の時にAGA」であった割合は、前立腺がんを発症しなかった男性のおよそ2倍に及びました。
「20歳の時にAGA」の症状が見られた男性は、前立腺がんを発症する可能性が高いという結果になりました。チームによると男性ホルモンの作用が、前立腺がんと若い年代でのAGAに影響している可能性があると指摘している。
フランスの病院で前立腺がんを発症したことのある男性388人と、発症したことのない281人に対してAGAの有無を尋ねました。
20歳の時にすでにAGAだった人の割合が、前立腺がんを発症したことのない男性が5%だったのに対し、発症したことのある男性は9.5%になりました。30代、40代で発症したAGAに関しては大きな差は見られなかったようです。
男性ホルモンが関与しているとのことですが、プロペシアと前立腺がんとの関係はまだ明らかになっておりません。
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