AGAで頭皮の臭いは強くなりますか?
更新日:2012年2月9日
たぶんダンディさん(43歳・男性)からの質問
頭頂部が薄毛になってきたためAGAの治療を受けているのですが、頭皮が脂っぽくベタベタしてきています。頭皮が脂っぽいのはAGAが原因なのでしょうか?
あと、この頭皮の脂から臭いというか、加齢臭が強くなることはあるのでしょうか?娘に嫌われたくないので、ご回答おねがいします。
回答
頭皮に限らず、毛穴から分泌される脂のことを皮脂と呼びます。AGAになると頭皮の皮脂の量が増えますが、これはAGAの原因になるDHTの作用ですので、頭皮が脂っぽくなるのはAGAが原因とも言えます。
すでにAGAの治療をはじめられているとのことですので、AGAの治療を継続していくことで皮脂の量も低下してくるものと思われます。
加齢臭についてですが、中高年の皮脂には9-ヘキサデセン酸という脂肪酸が若年者よりも多く含まれています。9-ヘキサデセン酸が酸化・分解されることで加齢臭の臭いの成分になるノネナールに変化します。
体臭については個人差がありますので一概には言えませんが、AGAで皮脂が増加することで加齢臭が強くなる可能性はございます。
加齢臭の対策として、パジャマ・シーツ・枕カバーなど皮膚に触れているものは頻繁に洗濯してください。皮脂のやっかいな性質として、皮脂を洗い落とし過ぎると、皮膚を乾燥から守るため皮脂が余計に分泌されてしまいますので、入浴では適度に清潔を保つ程度にしてください。