抜け毛の危険度[生活習慣をチェック]
更新日:2012年1月13日
生活習慣でも髪や頭皮を大切にする方法はありますが、逆に髪や頭皮に悪い影響を与える習慣もあります。以下にあるものが当てはまってしまったら、生活習慣を変えてみてはいかがでしょう。
パーマ・縮毛矯正・カラーリングを続けている
パーマ・縮毛矯正・カラーリングは頭皮の上で化学反応を起こしたり、熱を加えたりしますので、髪や毛根にダメージを受けます。特に一度染めた色を染め直したり、パーマをかけてすぐにストレートパーマで戻してしまうと、それが原因で広範囲に脱毛を起こすことがあります。
パーマやカラーリングはファッションですので我慢するとストレスを溜めることにもなります。目安としては4週間以内に2回以上のパーマやカラーリングは避けたほうが髪のために良いと言われています。
朝に入浴することが多い
いわゆる朝シャンですが、朝シャンは髪にダメージを与える原因になります。朝はどうしても時間がないため、シャンプーも雑になりがちです。思わず強めにこすってしまったり、シャンプーをすすぎ残してしまうなど髪と頭皮を痛めてしまうことが多くなります。
頭皮や髪は皮脂(頭の脂)でガードされているのですが、シャンプーした直後は頭皮に皮脂が少ないため、シャンプーしてすぐに家を出ると髪は紫外線などでダメージを負いやすくなってしまいます。できるだけシャンプーは夜寝る前に行うことが望ましいのです。
すすぎが不十分で洗い残しがある
シャンプーが洗い落とせていないと、脂漏性湿疹の原因にもなりかねません。脂漏性湿疹の直接的な原因はマラセチアと呼ばれるカビなのですが、シャンプーの洗い残しも要因の1つになります。脂漏性湿疹はフケやかゆみを伴い、やがて脱毛症状を起こしてしまいます。
脂漏性湿疹になってしまうと皮膚科で診てもらう必要がありますが、脂漏性湿疹の原因を作らないように、シャンプーはよく洗い落とす必要があります。すすぐ時間の目安として、シャンプーで洗っていた時間の3倍はすすぐことを心がけてください。
不規則な生活や夜更かしが多い
髪の毛が最も成長する時間は夜のため、不規則な生活で睡眠時間がとれないと、髪の成長に悪影響が出ます。また睡眠不足でストレスがたまると血管が収縮してしまい、血行が悪くなります。髪にも血液を通して栄養が運ばれにくくなってしまいます。
睡眠時間が少ない生活を送っていらっしゃる方は、これを機に夜更かしの習慣を改めてみてはいかがでしょう。また、お仕事が忙しく今以上に睡眠時間がとれないという方は、睡眠以外の食生活やシャンプーを特に念入りに気をつけてみてください。
食事で好き嫌いが激しい・油っこいものが好き
油っこいものが好きな方は要注意です。ファーストフードや居酒屋の揚げ物メニューなど日頃から注意したいものはたくさんあります。特に動物性の脂肪を多く含んだものを食べると、頭皮の脂が過剰に分泌されてしまいますので脂漏性湿疹の原因になるカビも増殖しかねません。
好き嫌いが激しい方は、亜鉛や必須アミノ酸が不足してしまう危険もあります。亜鉛や必須アミノ酸は髪を作る材料になりますので、もし不足してしまうと材料不足で髪の成長に影響が出てしまいます。偏食気味の方はサプリメントなどで補充を心がけてみてください。
運動不足である
メタボリック症候群と薄毛は遠からぬ関係があります。メタボリック症候群は脂質異常症や高血圧など血液や血管に関わる疾患の原因にもなりますので、髪に栄養を送る血管も詰まりやすくなり、髪の成長に悪影響が出ます。メタボリック症候群になった方は皮脂を多く分泌する傾向にありますので、脂漏性湿疹のリスクも高まります。
メタボリック症候群の解消方法は運動することで、厚生労働省も推奨しています。なかなか運動を生活習慣に取り入れるのは大変なのですが、比較的導入しやすいのはウォーキングになります。詳しくはウォーキングで抜け毛もメタボも対策をご覧ください。運動する時間がとれないという方は、普段エレベーターを使っているところを階段で歩いてみたり、帰りの電車で一駅手前で降りて、歩いてみてはいかがでしょうか。
髪に悪い生活習慣、いくつ当てはまったでしょうか?
全てを実行するのは至難の業ですので、出来るところから1つずつはじめてみてはいかがでしょうか。
※画像はイメージです。