忘年会の抜け毛対策
更新日:2011年11月25日
この時期になると忘年会などお酒の席が増えてきます。少量のお酒であれば血行を良くしたり、ストレスの解消など良い側面を持っている反面、お酒の飲み過ぎによる薄毛や抜け毛への影響もあります。
お酒が抜け毛の原因となる理由は、肝臓にあります。肝臓は毛髪に必要なタンパク質を作り出しますが、お酒を飲み過ぎることで肝臓に負担がかかり、髪に必要なタンパク質が不足することになります。
髪に悪いといっても、仕事上お酒の付き合いや忘年会や新年会など飲まなければならないときがありますので、今回はなるべく髪に悪い影響を与えない飲み方をご紹介します。
飲酒による髪への悪影響
食べ過ぎでカロリー過多のときにアルコールを摂取すると脂肪の代謝を悪くしますので内臓脂肪を溜めやすくなり、メタボリック症候群の原因にもなりかねません。
逆にダイエットなどで節食しているときの空きっ腹でアルコールを摂取すると、アルコールには栄養素が含まれていないのでカロリーだけ過剰になり脂肪の代謝に影響が出てしまいます。なんにせよ飲む量を減らすことが一番の対策になります。
抜け毛対策のお酒の選び方
お酒には肝臓への影響のほかにも、お酒の種類によってカロリーが高いものもありますので、飲み過ぎは肥満の原因にもなってしまいます。カロリーの低いお酒を選ぶことでメタボリック症候群のリスクを少しでも下げ、抜け毛を対策してみましょう。
カロリーでお酒を選ぶ
カロリーが低めのお酒 | ||
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ウィスキー | シングル30ml | 75kcal |
ウーロンハイ | コップ1杯 | 90kcal |
ワイン | グラス120ml | 100kcal |
カロリーが高いお酒 | ||
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ビール | 中ジョッキ | 200kcal |
日本酒 | コップ1杯 | 200kcal |
焼酎 | コップ1杯 | 250kcal |
甘口のワインなど糖質由来のお酒のカロリーは体内に溜まりやすい性質がありますので、カロリーが低いからといって飲み過ぎるのはやはり注意が必要です。辛口のワインであれば甘口ほど糖分が体内に残りにくいため、ワインを飲む時は辛口をお選びください。
乾杯に必要なビールはカロリーが高いのですが、全く飲まないというのは難しいので、1杯目はビールにして2杯目以降はカロリーの低いものに変える必要があります。
成分でお酒を選ぶ
- ■日本酒
- 日本酒には髪を作る成分になるアミノ酸が含まれていますが、カロリーが高いため他のお酒の量を減らした上で日本酒を少しずつ飲むのをおすすめします。
- ■赤ワイン
- 赤ワインは動脈硬化を防ぐポリフェノールを含むため、毛細血管から毛髪へ栄養を行き届きやすくることを期待できそうです。
- ■本格焼酎
- 焼酎の中でも乙類と呼ばれる本格焼酎には、血栓を溶かす成分が含まれていますが、焼酎もカロリーが高めですので量を控えて飲む必要があります。
お酒はよく百薬の長と呼ばれ体に対する良い影響も研究されていますが、やはり飲み過ぎは体と髪への悪影響を与える心配もあります。飲み過ぎないことが大前提になりますが、抜け毛の対策をしながら忘年会をお楽しみください。