ドライヤーで抜け毛や切れ毛を防ぐ
更新日:2011年8月30日
ドライヤーを使うと髪を痛めてしまうイメージが強いと思われますが、全くドライヤーを使わなくても髪を痛めてしまいます。髪を濡れたままにしておくと、髪が水分を吸収して毛の表面にあるウロコ状のキューティクルが浮き上がってしまい、髪が傷つきやすくなり、摩擦にも弱くなります。そのため、髪が濡れたまま寝てしまうと、髪と枕が摩擦を起こしてダメージを受けてしまいます。
ドライヤーを使って髪を乾かしておくことで、髪と枕の摩擦を軽減することができます。しかし、ドライヤーの強すぎる熱風は髪を痛めます。髪の温度が60度以上になると、髪を構成しているケラチンと呼ばれる物質が変質してしまうため、ドライヤーの温度を上げすぎない必要があります。
髪を傷めないドライヤーの使い方
【1】まず、タオルで髪の水分を吸い取ります。タオルでゴシゴシとこすると、髪を痛めてしまうので乾いたタオルで髪を包み、軽く叩くくらいにします。
【2】髪を持ち上げ、髪の根元からドライヤーで乾かします。この時ドライヤーを一箇所に当てすぎないように気をつけます。
【3】温風と冷風を交互に当てると熱によるダメージを与えにくいです。
【4】根元が乾いてきたら、髪を少し引っ張りながら毛先を乾燥させます。乾燥させる時間は、ショートヘアで1分、ロングヘアでも5分以内です。これ以上時間がかかるようでしたら、シャンプーなどが残っているか、タオルによる乾燥が足らないと考えてください。
理想的なドライヤー後の状態は、地肌が乾いて毛先は少し湿っているのがベストです。ドライヤーで髪を乾き切らないようにしてください。