【医師監修】薄毛の原因

今回の更新は「薄毛の原因」をテーマにお届けします。人によって薄毛になる箇所が違うのはなぜか？遺伝は大きく関係してくるのか？そんな疑問を今回もドクターが明快に解き明かします。どちらの内容も気になりますね。それではドクター教えてください！

額やてっぺんからのみ髪が薄くなるのはなぜでしょうか？ 頭頂部から薄くなる人とならない人の違いはありますか？

AGAで髪が薄くなってくるのは、髪にとって悪玉男性ホルモンである「5α-DHT」が髪の生え変わりサイクルに影響を与えるのが原因です。

「5α-DHT」は、毛根周囲に存在する「受容体と呼ばれる受け皿」に結び付き、薄毛の症状を発症させます。その受容体が前額部（額）や頭頂部（てっぺん）に集中して存在するため、額やてっぺんからのみ髪は薄くなります。

人により薄くなる場所が異なるのは、受容体が集中している場所に個人差があるために人により薄くなる箇所が違ってくるのです。

頭頂部に受容体が集まっている場合は頭頂部から薄毛になります。
2013年12月Q1-2説明画像

前額部に受容体が集まっている場合は額から薄毛になります。
2013年12月Q1-3説明画像

人により受容体の集中している場所に個人差があるため薄くなる箇所が違います。

現在38歳ですが、父と二人の祖父、叔父は30代後半くらいから薄くなり始めました。 自分もそろそろ薄くなってくるのでしょうか？: AGAの原因となる「5α-DHTを受け取る受容体」の感受性には個人差があり、遺伝の影響を受けるとも言われています。

家系的に薄毛の方が多い家系では、やはり遺伝の影響で薄毛になる可能性は高くなってきます。

薄毛になる時期に関しては個人差がありますが、弊院に通院中の患者さんをみている限り近親者の方と近い時期から薄くなってくる方が多いようです。

みなさんのお悩みや相談・質問をどんどんお寄せください。
都市伝説やうわさなど、小さな疑問もドクターがしっかりとお答えします。
次回更新は来年2014年1月20日の更新になります。お楽しみに！

薄毛が気になりだしてきたら、まずは現状を把握したうえで、対策を行う事が非常に重要なポイントです。「もし、家族や友人から髪の事を心配されたり、ご自身も気になるようであれば、無料カウンセリングも行っていますので、いつでもご相談下さい」と正木院長からもメッセージを頂きました。