AGA・薄毛にいい最強の食べ物はキノコ類!?話題のアミノ酸「エルゴチオネイン」がすごい
更新日:2022年4月21日
キノコ類に多く含まれる「エルゴチオネイン」というあまり聞きなれないアミノ酸が、育毛や発毛に関する情報サイトなど”AGAに効くのでは!?”と話題を集めています。一体、どのような働きをもつ成分なのでしょうか?
キノコエキス「エルゴチオネイン」の働きはまるでAGA治療薬
「エルゴチオネイン」は、1909年にライ麦の麦角から発見された成分で、1950年代には菌類が作り出していることが発見され、以来、様々な効果・効能の分析が続けられてきました。
最近わかったこととして「エルゴチオネイン」の優れた抗酸化作用が挙げられます。その効果は実にビタミンEの7000倍!
アンチエイジングにはもってこいというわけです。これによってさらに注目が集まり、研究が進んだことで5aリダクターゼ酵素の働きを阻害する効果が発見されました。
AGAについて調べたことがある方であれば、この酵素の名前にピンとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか? そう、5aリダクターゼ酵素こそAGAの元凶、男性ホルモンを悪玉化させる張本人です。この酵素を阻害するというとは、AGA治療薬の「プロペシア」とまるで同じです。
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男性ホルモンの悪玉化が抑制できれば、短期になっていたヘアサイクルも徐々に正常なスパンへと改善することが期待できます。つまり、髪が十分に成長するようになるということ。生え始めの髪がすぐに抜けてしまうという現象が少なくなるということです。これが、キノコエキス「エルゴチオネイン」でAGAや薄毛が改善できるといわれる所以なのです。
「エルゴチオネイン」が多いキノコランキング
では、実際どのようなキノコにどのくらい「エルゴチオネイン」が多く含まれているのでしょうか。含有量順に並べてみました。いわば、AGAに効果的なキノコランキングです。
食材100g中に含まれる「エルゴチオネイン」の量
- タモギタケ 125.6mg
- ヒラタケ 27.4mg
- エリンギ 12.7mg
- ハナビラタケ 11.2mg
- エノキタケ 9.8mg
- シイタケ 9.6mg
- ヤマブシタケ 9.1mg
- ヤマエノキタケ 6.8mg
- マッシュルーム 3.8mg
- 白マイタケ 2.9mg
※「今月の農業」2009年1月号 山形大学農学部 貫名学教授 調査データより抜粋
あまり馴染みのないキノコもあれば、本当に身近で、スーパーやコンビニで常に売られているものもあります。1位のタモギタケも含有量が多いですが、それよりも更に多いといわれているのが「コプリーヌ(和名:ササクレヒトヨタケ)」で、タモギタケの実に1.5~2倍はあるといわれています!
しかしながら「幻のキノコ」といわれるほど入手困難かつ高額であるため、一般的に流通することはほとんどありません。含有量が比較的多く、手に入れやすいものを普段の生活のなかで上手に取り入れていきたいですね。
キノコばかり食べていればAGAが治るのか!?
「エルゴチオネイン」がAGAの原因物質に作用することは分かりましたが、とはいっても、なかなか毎日大量のキノコを食べ続けるというのも困難です。上述のコプリーヌやタモギタケなどは希少種であり、お値段も決して安くないのでデイリーに使える食材とは言えません。
食べ物で摂るのが難しいならサプリで補えば?と考える方も多いと思いますが、今のところ「エルゴチオネイン」を主としたサプリメントはあまり一般的ではないようで、ドラッグストアなどの店頭で見つけるのも難しいようです。もしかしたら、これから開発されて薄毛専用サプリとして発売されるかもしれませんね。
しかしながら、サプリだけでAGAや薄毛が改善したという話をあまり聞かないのも事実ではないでしょうか?あくまで補助食品としての効果にとどまると考えたほうがいいのかもしれません。
本当にAGAや薄毛に悩んでいる方は、医師に相談することも必要です。治療を受けながら、その効果をサポートする目的で「エルゴチオネイン」を上手に摂取するのが良いのではないでしょうか。