AGAで薄毛になる部分とならない部分の違い
更新日:2012年5月6日
AGAは男性にもっとも多く見られる脱毛症です。額の生え際やつむじ周辺から薄毛の範囲が広がっていく進行性の脱毛症のため、年齢を重ねるごとに毛量が少なくなっていきます。
しかし、AGAになっても側頭部から後頭部にかけての範囲は、AGAが進行していっても抜けずに残ります。側頭部や後頭部の毛髪はAGAの影響を受けないため、AGAによって頭部全体の毛髪が抜け落ちることはありません。
どうして側頭部や後頭部に毛は残るのか?
AGAは男性ホルモンの作用で起こる脱毛症のため、男性ホルモンの影響を受けやすい部分が薄毛になります。AGAのメカニズムは、男性ホルモンが「酵素」によって悪玉男性ホルモンに変化させられます。
悪玉男性ホルモンが毛根の細胞内で「男性ホルモンレセプター」と結合することで薄毛症状を起こしてしまいますが、側頭部や後頭部の毛根には「男性ホルモンレセプター」がいないため、悪玉男性ホルモンが薄毛症状を起こさないのです。
AGA治療薬プロペシアの働き
プロペシアのAGAに対する働きは、男性ホルモンを悪玉男性ホルモンに変化させる「酵素」をブロックして悪玉男性ホルモンを作らせなくする作用があります。AGAの原因物質を作らせないことがプロペシアの役目になります。
最後に繰り返しになってしまいますがAGAは進行性の脱毛症のため、一たび額の生え際やつむじで薄毛がはじまってしまうと、後頭部と側頭部以外の毛髪は抜け落ちてしまいます。薄毛が気になりはじめたら、お近くのAGA外来を受け付けているクリニックへ診察へ行かれることをおすすめいたします。