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皮脂とAGAの関係

更新日:2011年8月12日

皮脂とAGAの関係AGAの症状としてよく知られているのは、髪の毛が細くてや柔らかいものになる軟毛化や特定の部位の脱毛ですが、AGAには頭皮に皮脂がたまるという症状もあります。

AGAの皮脂を出すメカニズム

AGAのメカニズムとして、髪の毛の根元にある毛乳頭細胞と呼ばれる細胞の中で、5αリダクターゼと呼ばれる酵素によって男性ホルモン(テストステロン)が悪玉男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)に変えられ、悪玉男性ホルモンの働きによって髪の毛が軟毛化してしまうのですが、悪玉男性ホルモンは皮脂腺と呼ばれる皮脂を出す組織の中にも存在します。この悪玉男性ホルモンが皮脂腺の中で、皮脂を多量に出させる働きもするため、AGAになると薄毛だけではなく皮脂がたくさん頭皮に現れます。

皮脂が頭皮に過剰に現れるようになると、皮脂をエサにしてマラセチアフルフルという真菌が繁殖し、頭皮に炎症を起こす物質をだします。マラセチアフルフルによって起きた炎症は脂漏性湿疹と呼ばれ、この脂漏性湿疹が悪化すると脱毛します。

AGAが進行している方の中には脂漏性湿疹を併発している人も少なくありません。かといって皮脂を完全に取り除いてしまうと、頭皮が乾燥するためフケが過剰に出ます。このフケをエサとしてマラセチアフルフルが繁殖し頭皮に炎症を起こして、悪化すると脱毛につながります。

脱毛と皮脂の板挟み

皮脂がありすぎても脱毛、乾燥しすぎても脱毛するのでは対策に困ってしまいます。このような症状が現れたときは、髪の毛を洗うときにシャンプーだけでなくクレンジングオイルも使われることをおすすめします。AGAはプロペシアという治療薬を服用するだけでなく、頭皮にも気を使ってあげることが大切です。

※画像はイメージです。

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