炭酸水で頭皮を洗浄!?驚きのその方法とは…?
更新日:2012年10月14日
炭酸水には色々な効能があると言われていますが、今回はなんと「炭酸水で洗髪して頭皮を洗浄し、薄毛の悩みを解消しよう」という驚きの対策のご紹介です。
汚れを落とす効果に優れている炭酸水
炭酸水には優れた「汚れを落とす効果」があるそうで、それで洗髪すると頭皮や毛穴、髪の毛に付着していた汚れや余分な皮脂が洗い出され、スッキリきれいになるのだそうです。日頃から蓄積されている毛穴に詰まった皮脂は、「過酸化皮質」と呼ばれ、通常のシャンプーではなかなかきれいに落とすことができません。しかもこの過酸化皮質は、加齢臭の原因のひとつでもあるので、落とせるものなら落としたい方はたくさんいることでしょう。
つまり、炭酸水で洗髪して頭皮の毛穴の皮脂や汚れまでしっかり落とし、血流を促すことで、毛根に栄養が充分に行き届くようになり、また、毛穴に詰まった汚れがしっかりと落ちることで、育毛剤の浸透も良くなるというのです。
炭酸温泉ではどうなのか?
しかしさすがに炭酸水で洗髪することに抵抗があるという方は多いと思います。そこで、「炭酸水」とは少し違いますが、「炭酸温泉」で考えてみましょう。
炭酸温泉と言えば、大分県の長湯温泉が有名ですが、ここの温泉は健康、美容に良い効果が多くあると言われています。主な効能に「血液の循環を促す」ことがあげられています。
炭酸温泉は、動脈硬化や心臓病など循環器系の病気の症状が良くなる、冷え性や肩こり・静脈瘤・高血圧などの改善、神経痛やリウマチの疼痛の緩和といった、幅広い作用があるそうで、ドイツでは「心臓の湯」とも呼ばれ、循環器系疾患の治療やリハビリに用いられるそうです。
また、皮膚から炭酸を吸収すると、皮膚の血流が促されると同時に、毛細血管や末しょう神経が刺激され、特にニキビや目の下のクマといった皮膚の疾患やお肌の悩みなどには良いといいます。
「血液の循環を促す」や「毛細血管や末しょう神経の刺激」などと聞くと、頭皮の洗浄以外にも薄毛に効果がありそうな気がします。しかし、炭酸水の生理学的効能を得るには、お湯1リットルに対して炭酸ガスが1グラム以上溶けた状態である1000ppm以上が好ましいとされています。炭酸温泉は温度が高いため、ppmが低いものが少なくないということです。炭酸水は温度が上がれば上がるほど、揮発して濃度が薄くなっていってしまうのだそうです。
そして、市販されている炭酸系の入浴剤はどうかと言うと炭酸濃度はわずか50~100ppm程度。炭酸水の良い効果や高い洗浄効果を得るには、残念ながらやや力不足です。
炭酸水の恩恵を受けるためには冷たい飲料用の炭酸水!?
ちなみに飲料用の炭酸系のサイダーなどは、5℃のときに、4000ppm程度だと言われています。炭酸水の恩恵を受けるためには、冷たい飲料用の炭酸水を使うしかないのかもしれません。しかし、飲料用の炭酸水で洗髪をするとなると、かなりの本数が必要になると思われますし、なんと言っても冷たいので自分で試してみるにはハードルが高く感じると思います。
それでも気になる方は、実際に美容室などで炭酸水で髪を洗うメニューを用意しているところもあるようですので、頭皮のスペシャルケアとして、定期的にそういう美容室に通ってみてはいかがでしょうか?
※効果には個人差がありますので、保証するものではありません。