怒りっぽい人はハゲやすい!?怒りと男性ホルモンと薄毛の関係
更新日:2017年3月14日
様々な研究によって、男性型脱毛症であるAGAには、男性ホルモンが悪玉化したDHT(悪玉男性ホルモン)が原因であることがわかっています。
このことから、「怒りっぽい人ほどハゲやすい」という仮説が成り立つのではないか、といわれているようです。一体どういうことなのでしょうか。
男性ホルモンの悪玉化が原因の薄毛・AGAと「怒り」の関係
AGAは男性ホルモンが悪玉化して引き起こされます。
悪玉化した男性ホルモンが、毛髪の正常な成長サイクルを短くしてしまい、毛髪が太く長く育ちきる前に毛穴から抜けさせてしまうため、抜ける髪>生える髪となり、薄毛症状が進行してしまうのです。
これと「怒り」はあまり関係がないように思えますが、実は人が怒りっぽくなることにも男性ホルモンの分泌量が関係していることがわかっているため、相関があると考えられるのです。
怒りっぽい人は男性ホルモン分泌が過剰である傾向
男性ホルモンに含まれているテストステロンが平均値よりも高い人ほど、怒りっぽい傾向があることがわかっています。
人は怒りに駆られて犯罪を犯すことがありますが、犯罪者全体のなかで女性よりも男性のほうが圧倒的に比率が高いのは明らかです。
そして、犯罪のなかでも暴力事件などを起こした犯人と、その他の非暴力的犯罪の犯人のテストステロン値を比較すると、暴力犯罪を犯した男性のほうが圧倒的にテストステロン値が高いのだそうです。
テストステロンの値が高いということは、男性ホルモンの分泌が豊富あるいは過剰である、ということ。多量の男性ホルモンが分泌されることで、悪玉男性ホルモン(DHT=ジヒドロテストステロン)に変化しうるテストステロンの総量も、同じ男性の平均より多くなることが考えられます。
そのため、普段から怒りっぽい人は、悪玉男性ホルモンを人より多くもってしまうリスクが高く、AGAや薄毛になりやすい傾向にあるといえます。
怒りっぽい人はストレスケアと自律神経、ホルモンバランスの正常化を
普段から怒りっぽい人は、もしかすると男性ホルモンの分泌バランスが乱れているのかもしれません。
よく、AGAや薄毛を改善させるためのアドバイスとして、
・ストレスのケア
・食事の栄養バランス
・十分な睡眠
などが、まるで決め台詞のように書かれていることがありますが、実はこれはかなり的を射ていて、ホルモン分泌の正常化という意味では大正解なのでしょう。
自分自身の日常をふりかえってみて、ちょっと怒りっぽいかもしれないな…と感じる方は、生活習慣を見直し、正しいライフサイクルとバランス、適度なストレスケアを心がけてみるといいのではないでしょうか。