プロペシアの効果は体毛の濃さに関係する
更新日:2022年4月20日
体毛の濃い人は必ずAGAになるということではありませんが、AGA治療薬のプロペシアは体毛が濃い人ほど効果を実感しやすいようです。
AGAの治療に用いられる飲み薬「プロペシア」ですが、効き目は個人差があるので果たして自分に効果があるのか疑問を感じる方もいらっしゃると思います。
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確実な基準とまでは言い切れないものの「体毛の濃さ」が効くかどうかの目安に使えると調査結果が出ています。
頭髪と体毛は男性ホルモンから受ける影響が違う
AGAの原因は男性ホルモンの一種「ジヒドロテストステロン」が毛根にある髪を作る細胞に脱毛を促す指示を出し、髪の毛がだんだん細くて弱い毛に変えられてしまいます。
AGAにおいて目のかたきにされるジヒドロテストステロンですが、髪の毛以外の体毛に対しては成長を促す働きをいたします。なんとも不思議な話ではありますが、頭髪と体毛では男性ホルモンからの影響の受け方が違ってくるのです。
体毛が濃い人ほど効果を実感する「プロペシア」
プロペシアによる治療を受けた男性のなかで、「体毛が濃いと感じている人」と「体毛が薄いと感じている人」では体毛が濃い人の方が有効性が高いという論文が発表されています。
プロペシアによってジヒドロテストステロンの量が減るため、髪の毛を成長させるテストステロンの働きが強くなります。そのため髪本来の生えてくる力によって毛量増加を期待できます。
体毛の濃い人はテストステロンやジヒドロテストステロンから影響を受けやすい人とも言えますので、体毛の濃い人ほどプロペシアの効果を実感できるという結果が出たのではないでしょうか。
プロペシアはジヒドロテストステロンの働きを抑えるため、体毛も薄くなる効果があるのではないかと考えられていましたが、どうやらその効果は見られませんでした。